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閉経後の乳がん治療にエチニルエストラジオール

2019年08月06日
薬を飲む女性

乳がんとは乳腺に発生する悪性腫瘍です。
近年、日本では増加傾向にあり女性の罹る割合では胃がん、子宮がんについで第3位です。
乳がんの発生は成人女性に多く、50歳前後にそのピークがあります。
初潮が早い、閉経が遅い、高年初産、未婚、未産、肥満、放射線被ばくなどが乳がんの発生に関係があるとされています。
エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンのアンバランスもがんの発生、進展に関係しているのではないかと考えられています。

最初は痛みのないしこりとして気づかれ、片側の乳房のみの場合が多いです。
さらに大きくなると乳房が変形し腋窩(わきのした)のリンパ節にも転移を起こしやすくなります。
そうなると、血流にのり肺や骨などにも遠隔転移しやすくなります。
治療は手術可能であれば手術療法のあと薬物療法が行われます。
しかし運悪く再発し、何度も内分泌療法を受けていると通常の薬剤では効果が出にくくなる症例があります。

こうした閉経後の乳がん治療にエチニルエストラジオール(女性ホルモンの1つ)を低用量で使用する場合があります。
このエチニルエストラジオールは前立腺がんや末期乳がん(男性ホルモン療法に抵抗を示す場合)に適応があります。
一般に胃がんや子宮がんでは術後5年生存で治癒とみなされます。
しかし乳がんでは術後5~10年の間に再発が起こりやすいので術後10年の観察が必要といわれています。

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